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メディア社会心理学と国際関係。2つを大学の学問領域における専攻にしたのはなぜか?【No3】

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こんにちはかじです。
今回は大学の専攻の話。
日本の大学でメディア社会心理学、留学先の大学で国際関係を専攻としました。
 
なぜ専攻と1つにしなかったのか?ということについてアカデミックに関する考え方と合わせ述べていきます。
 

 

 

なぜ大学における専攻を分けたのか?

好奇心が分散した

メディア心理学と国際関係。最終的に日本の大学と留学先の大学で専攻を分けました。
 
理由は、ポジティブな言い方をすれば「好奇心が分散したから」
ネガティブな言い方をすれば、専攻を1つにしたいほど学問領域に対するこだわりはなかったし、1つの専攻だけを学ばなきゃいけない理由もなかったということだね。
 
ちなみに大学の専攻を1つにすることはできました。言い換えると、日本の専攻・留学先の専攻のどちらもをメディアor国際関係にすることは可能でした。
 
ジャーナリズム自体よりも消費者行動などに近いメディア学に興味があったから、留学先の所属学部をメディアにする気は全くなかったが(笑)
 
3年になる前にゼミナール専攻があるから、日本の大学での専攻を国際関係にすることもできたけど、元々メディアに一途だったことやゼミナール内容などからその必要性は全くないなとなりました。
 
日本の大学でメディア心理学を勉強することが自分が一番「おもしろい」と感じると思ったし、留学先の大学では国際関係を勉強することが一番「おもしろい」ことであるという確信があったのが最終的にこのような決断に至りました。
 
 

2つの専攻をもつことで生まれる弊害はあるか?

弊害があるとすれば一点。留学先で国際関係を学んでいる際に、知識のなさが露呈する瞬間があります。授業で教授が話しているときというよりも、授業のディスカッションかグループワーク等でタイ人の友達が話しているときに「知識の差」を強く実感します。
 
いわばあちらは3年間ほど国際関係の学部に所属したエキスパート。
 
3年生であれば1,2年の間に国際関係を学ぶ上で基本的な理論であるリベラリズム・リアリズム・国際法などを学び、3年生では理論をどう実際国際社会で起きている事象(特に外交関係)に生かすかケーススタディーとともに学びます。
 
一方僕は、留学生として初めて国際関係の学部に所属した新参者。日本の大学での1,2年で多少国際関係の科目を履修したことはありますが、3年からの専攻はメディア心理学。
 
英語が上手く喋れず悔しい思いをすることもありますが、それ以上に断然多いのが国際関係の理論の知識、特定の国間の外交関係などでの知識のなさを実感するときのようが断然多いです。
 
 

2つの専攻をもつことで生まれる利点はあるか?

国際関係とメディア心理学の両方を専攻とすることでシナジー効果が生まれるかといわれると、ほぼないでしょう。
 
トランプ大統領のことなどのように、メディアにおけるジャーナリズムと国際関係における政治は関係していなくないとは言えませんが、いま現在は国際関係で学んだことが帰国後に再度メディア心理学専攻になったときに直接的にプラスの効果を与えるとは思えませんね。というよりも、もともとシナジー効果を期待する気持ちは微塵もありません(笑)
 
 

T型人材とΠ型人材

ただ、専攻といえる学問領域を2つもつことで、「アカデミックにおいて引き出しが多い人」になれたらいいなって戯れ程度に思っています。
 
僕のアカデミックな世界において凄く共感した考え方があります。それは「T型人材」
都市社会学の教授がいつも初回の授業でしつこく言うので耳に残りました。
 
T型人材(シングルメジャー)とは
ひとつの専門分野に加えて、幅広い知識を持つ人材のこと。ー型人材(ゼネラリスト)とI型人材(スペシャリスト)の融合体というと分かりやすいかも。
 
社会科学の世界で例えれば、国際社会学、社会心理学、教育社会学、哲学、社会学といった学問を探求することでジェネラルな知識をつけ、その中で特定の一つの学問分野を極めるというものです。
 
横棒がジェネラリストとしての知識、縦棒がスペシャリストとしての知識となり「T」が完成していくのです。大学生は基本的にゼミナールを履修することで一つの専攻を決め卒論を書き上げたりします。
 
それで十分でしょう。
 
ただせっかく2つの専攻をもつと決めたのであれば少しでも「Π型人材」(パイ型)になれるように頑張らねば!
 
Π型人材(ダブルメジャー)とは
幅広い知識を持ちつつ、2つの専門分野を兼ねそろえた人材のこと。T型を更に進化させたタイプです。
 
 

まとめ

3回にわたって、私の大学に置ける専攻と、それに至る考え方を書いてみました。
 
ド真面目な人間ではありませんが、大学の存在意義はやはり勉学であると確信しました。
 
大学以外の課外活動も時間を割くのもいいですが、勉学にも一生懸命励んでいきたいと思います。