Golden Apple

海外ブログ!世界一周・海外旅行(ヨーロッパ/東南アジア)・海外留学

一橋大が東大をパクる!?4学期制導入の是非について【大学】

〇読まれたい記事

初訪問者へ!「Golden Apple」で読んで欲しい10記事を紹介する!

スポンサーリンク

一橋大学が平成29年度から4学期制になるみたいなんです。ぼくてきにこれって関わるから結構重要な問題なんですよね。

だから、自分がどうするのかっていうのも考えていきたいなと思いつつこう文章化していっている次第です。

長くて飽きるので目次から飛ぶのがいいかも

 

 

目次

 

 

4学期制とは?

  

学校の1年間を四つの授業実施期間に分ける制度。クォーター制、1年4学期制ともいう。学期の区切りや休暇の配分は学校によりさまざまであるが、4~5月を1学期、6~7月を2学期、10~11月を3学期、12~2月を4学期とし、2学期と3学期の間に夏季休暇、4学期中の12月末から1月初めに冬季休暇、4学期の後に学年末休暇(春休み)を挟むのが一般的である。

*1

 

いままでって大学ってどこも2学期制だったじゃないですか!?これは一橋大学の場合ですけど、4月から7月までが夏学期、8月、9月が夏休み、そして10月から1月までが冬学期、で2月3月が春休みですよね。たぶんほかの大学も大差ないと思います。

 

実際はこんな感じです。

 

でもこれが4学期制になると、ちょいと複雑になります。小学校の頃3学期制だったよっていう人いますかね?あの要領で、もう一つ学期が増えます。あくまで上の引用に寄せたのは例ですけど、あんなかんじです。

 

ようは、期末試験が4回あるってことです。1つの授業で2単位をとるためにいままで4月から7月までと3か月くらい15回の授業で取得していたのが、1か月くらいの短さで取得する必要が生まれてくるんですね。

 

実際に早稲田大学でも政治経済学部や小学部などの6学部でも2013年から導入、慶応大学や立教大学でもすでに導入されていて、明治大学は平成27年度から4学期制が導入されるとのことで、今年ですかね。有名な私立大学はそんな感じです。

 

実際の立教大学の4学期制の年間スケジュールみるとわかりやすいですよね。立教大学の場合は、いままでの2学期制の間を2分割するというスケジュールになっているからすごく4学期制って何ぞや!?ってのが理解しやすいです。

立教大学 全学部で4学期制導入を決定 2015年度に試行、2016年度の本格導入で、国際化を加速 | 立教大学

  

そして日本一の大学、東京大学も2015年度から2016年度くらいから4学期制を導入しています。実際の4学期制がどうなっているかはこんなかんじ。 

f:id:kjapple:20160204215124j:plain

東大が2015年度に導入する4ターム制とは…学部で異なる区切り | リセマム

 

見てもわかる通り、東大って医学部や工学部などの理系ではない文系の学生は1月から4月までちょーーーーーきやすみなんですよね。

うらやましいぃいいいい!

このまえ東大の人と話したんですけどね、その人は4月から5月の1学期や6月や7月などの2学期も授業を履修していないから1月から9月まで暇なんだ!!!っていっていました。(そういうことができるんですよ、4学期制)

 

その子は海外インターンや短期留学など行くっていっていたのでそんな暇になることはないですが、短期留学してもけっこうひまですよね笑

 

 

東大や早稲田、慶応など結構日本で有名な大学で4学期制が導入されているということをいま紹介しました。

 

では実際になんで4学期制にするのか、そのメリットや、この4学期制にすることで生じるデメリットなども考えていきたいと思います。

 

 

 

4学期制のメリット

 

単位調整が可能になる

 これは4学期あることで、学生がこの時期はめっちゃひまだし勉強しまくりたいとか考えたら、2学期分に授業を集中させて、あとの2学期分の授業を全くとらないっていう戦法ですね。そきほど紹介した東大の子もそういうことをしていたわけです。

 

ではなんでそんなことするの?ってかんじなのですが、ここからが肝心!

 

留学がしやすくなる

 単位調整することが可能になれば、2学期分に授業を集中させて、あとの2学期分をあけるということができるといいましたが、あけた2学期分と夏休みや春休みなどをセットにしてさらに長い長期休暇を作って、海外留学できるようになります。

 

えっ現行の制度のままではだめなの?ってかんじもします。だっていままでも海外へ短期留学する人は夏休みや春休みの2か月間に留学していたじゃん!って

 

実際この制度、結構問題点が多かったんです。

 

サマースクールは大学の夏季休暇中に開催されます。
アメリカをはじめとする多くの大学では、9月から12月を秋学期、1月から5月を春学期としています。したがって夏休みは6月から8月の2か月間ということになります。

この米国の学期のシステムに習い、多くの大学が開催するサマースクールも6月から8月の間に開催しています。

【夏季短期留学】海外のサマースクールをおすすめする3つの理由 | TOEFL Lab : TOEFL iBTで100点を短期間で取得するための勉強法

 

 

アメリカの大学の学習システムに合わせようという感じ。いままでだとサマースクール行きたいのに、日本の大学の休みがうまく日程に合わなくていけなああああいって学生がいたんです。

 

大学によってなんですけどね、日本の夏休みである8月、9月では留学生のためのプログラムがない、もしくは全く充実していないっていう状況が生まれていたんです。

 

これを解消するための4学期制の導入です。これによって留学の受け入れ態勢が整うってのもあるし、留学したかったけどできなかった学生が留学できるようになるってことです。

 

海外に長期間旅行できたりする。

 これは海外留学に限った話ではないですよ?単位取得期間を調整できることで、より長い休みを作れるからこういうことも可能になるんです。

 

正直、僕の海外に行きたがりなタイプの人間で、長期間旅行したいなってとも思っていたので、こういう考えを持った学生にとって、とてもいい制度なのではないでしょうか?

 

まあこんなかんじに4学期制に関するメリットを挙げてみたんですけどね、もちろんデメリットもあります。

 

 

4学期制のデメリット

まだ東京大学も早稲田大学や慶応大学にしても4学期制を導入して間もないから、どういう悪い影響があったかっていうのは正直よくわからないんですけどね。

 

105分授業も導入することで学生も教授も負担増

 これ正直はじめてきいたときに耳を疑いました。105分も授業???

無理やろ!!!ってかんじ。東大はもう105分授業だよね。

 

学期が短くなる分、1コマを長くするしかない

 なんで4学期制にすることで105分にしなきゃいけないの?90分のままでいいじゃん!

なんて気もしますが、学期を短くするということは学期中のコマ数を減らさざるを得ないんですね?そうなってくると、単位というのは認定に対して学習する時間がおおよそ決められていますので、1コマ自体を長くしないと、「単位取得」ができないのです。

  

 

大学生はそんなに集中力がもたない

 一橋大学いま90分が1つのコマの時間なんだけど、これですら僕含めて90分集中力もっている人いなくね?同じ教授が90分間ぺらぺら話しているのを聞いている方は本当に本当に苦痛だけね。

 

いまずっと90分間集中していられる授業って僕自身がめちゃめちゃ興味がある授業位だけね。法学部で法曹志望だとしたら憲法とかの授業を指すのかな?

僕の先輩の言葉を借りると、特定の授業になにかしらのインセンティブを持っている人しか集中できないのよ。

 

でも実際大学にはあなたが興味もない授業も必修とかでとらなきゃいけないから...105分なんて導入したら察しだよ。

 

 

教授もそんなに長い時間話す能力はない

 たぶんしゃべること自体はできるんでしょう。この専門分野のプロフェッショナルですから。何年も大学の講義をしている古株の教授ならきっと平気なんですけど...

 

105分授業にした場合105分の内容を学生に理解させられる教授が存在するのかっていう問題がある。あれじゃん、いまでも淡々と話して、学生の気を引こうとか学生にこの分野について考える機会にしてもらいたいって全く思っていなさそうな教授いるじゃないですか。あーいうのはもはや105分で完全に淘汰されます。

 

問題はそこではなくて、ちゃんと学生に伝えようとしている教授ですら105分授業ではそれが限界になるかもしれないってことです。それはいたいなあ

 

 

試験回数がめちゃくちゃ多い

いままで2学期制の場合は期末が2回ですよね?それが4学期制だと4回か!

それはしにそーーーーー!

 

いままでテスト月間ってめちゃくちゃハードになります。一橋大学の場合は、7月いっぱいと1月いっぱい。これが5月や11月あたりにも同様な月間になるんでしょ。

大学生の遊ぶ時間とか考えろよ!!ってかんじもする。

 

まあ試験なんてちゃらんぽらんや!って学生にはまったくもって関係ないんですけどね(笑)

 

 

授業が長くなって集中する時間が短くなるにもかかわらず、試験の回数が増えるとか本当に本当に大学生を殺しに来ていると思うんだよね。学んだことが身につかないというよりも、「学べない」し。

 

 

一橋大学にも4学期制の余波が...

f:id:kjapple:20160205232159j:image

 そんな中で、一橋大学も平成29年度から4学期制が導入することが事実上決まりました。詳しいことは今後いろいろつめていくそうですが、いまわかっていることはこれ。

 

4月から5月が1学期、6月から7月が2学期、8月から9月中旬までが夏休み、それから11月初めまでが冬の1学期、冬の2学期が11月初めから1月はじめまで。それ以降は集中講義がない人は4月までは休みですよ。

 

まとめると

  • 夏休み短縮
  • 欧米に学期制を合わせ留学政策を促進
  • 時間割は未定、昼休みをなくす案がある。8:30からか8:50から1限を始めるかも議論中

 

けっこう東大とおなじように1月から4月までは長い長期休みですよね。

1コマの時間はもちろん105分です。時間割が未定なんですけど、昼休みを短縮しよう案と昼休みをなくそう案がでているらしくて、さすがに憤慨。

 

食事の時間くらいはさすがにくださいね?

 

 

私は4学期制はしぶしぶ賛成!

 なんだかんだいままでは事実をまとめました。ではおまえはどうなんじゃ?って感じですか?ではでは

 

僕は4学期制は仕方ないかなって感じがしてます。

 

 

留学促進の波には逆らえない

 いまや留学はどこ大学も力を入れていることですよね。一橋にも如水会の強力サポートのもとにすごくいい留学制度があります。すごく一橋大学にいると留学先進大学って感じがしていました。

 

でも実際は違った!いやたしかに一橋は留学する人に対してめちゃめちゃ優しいのはい事実だし、自分がその恩恵に...ってのはある。

でも他の大学も意外と留学に力入れているわけなんだ!早稲田大学や慶応大学もどんどん留学促進を掲げているよね。もちろん東大もだよ。

実際これらの大学って留学促進の施策が国に認めれたのかスーパーグローバル大学っていうのに定められましたね。

 

 

文部科学省は26日、大学の国際競争力を高めるために重点的に財政支援する「スーパーグローバル大学」に、国公私立大37校を選んだと発表した。2023年度までの10年間に1大学当たり最高約4億2千万円の補助金を毎年支給する。日本の大学の国際化を促し、グローバル人材の育成を急ぐ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26H03_W4A920C1CR0000/

 

 

実は、一橋大学、スーパーグローバル大学から漏れたんですよ!ちょう意外でしょ!

 

今回他の有名難関大学がぞくぞくと4学期制にしているなかで一橋大学としては、この風潮に乗り遅れるのはやべ――――ぞ!やっヴぇーぞって思ったんじゃないでしょうか?

 

4学期制を導入して一番大きいのは留学生の受け入れ体制とかでしょ。東大や早稲田とかが留学生の受け入れに力を入れて4学期制にしているのに、一橋大学はそうしないっていうのは、いってしまえば留学促進に対してあんまり積極的ではありませんよ!っていうのを対外的にアピールしているのある気がします。

一橋もスーパーグローバル大学への認定が漏れて、なおこのように留学生の受け入れに関して乗り遅れるのはさすがに大学のプライドも許さないし、学長も大学のプレゼンスが落ちると思ったんでしょう。

 

僕は一橋大学は留学の点において、他の大学以上に充実してほしいし、これからも充実している環境であってほしい。その思いは変わらないし、一橋のプレゼンスが落ちることもできるならさけたいよね。田舎のジーちゃんに一橋だよすごいだろって自慢できるくらいではあってほしい。

 

だから4学期制はまあ仕方ないかなって思いながら賛成です。

 

ではここからは仕方ないってひそかに思うのはなぜかということと関連させながら、この4学期制の一番の問題点に焦点を当てていきたいなって思います。

 

 

4学期制は留学が関係ない人には害でしかない

これが一番の問題点だよ、絶対

4学期制になって留学行こうと考えている人は単位を取得する時期を調整するから留学に行きやすくなるからちょーーいい制度、海外の留学生が日本の大学に留学する場合も欧米と時期が合わせられるようになったら、留学生増えるし彼らにとってはいい制度だよね。

 

あと...は..............いる?

留学制度充実させてえっへん!<(`^´)>っていってる大学の上層部とか??(笑)

 

留学興味ありませんっていう学生は意外と多いと思うんだけど、このひとたちにとって授業の時間は増えるわ、試験も増えるわ、場合によっては昼の時間はなくなるわ、一限の時間は早まるわ、害でしかない!!!!!

 

 

 

だいたいの学生にとっては4学期制はとくにメリットもありません。ふだんなにげなく満足していた日常がなんにもメリットがない制度によって脅かされるんですよ。

そりゃみんなTwitterとかでおこりますよね

 

 

こんな感じに。

かくいう、さきほどしぶしぶ賛成かな?とかいった僕も実は、これは害です。4学期制が導入される前に留学するし、そもそもこのような4学期制は中短期留学生のためにつくられた制度であって、長期留学する学生は結局大学を休学したり単位互換でどうにかしたりするしかないんです。

 

まじで授業長いとか昼ないとか鬱です。いまのままがいいです。この考えは変わりません。

 

でもこれもう4学期制を導入するというのは決定事項ですよね。来年の4月からやりますっていっているし、もう覆ることはないでしょう。

僕らが考えるのは、この制度やだっていうのではないんです。そういうのは、今日から1週間くらいまでにしましょう。考える必要があるのは、今後どうすごすか?だと思います。

 

どうせなら、この4学期制をうまく利用しちゃえ!!!!

って思うと、楽しくないですか!!!!!

 

利用しましょうよ!僕はもうさっそく大学4年と大学5年生の過ごし方をどうしようか考え出しました。もういままで考えていたプランは4学期制の導入でぱーーーーになりました!

 

自分がどうするか考えるのも楽しいのですが、いまからは4学期制の未来について考えていきたいなって思います。

 

 

4学期制の未来を考える

  

授業の質がさがる

 長くなる授業は、当然質は下がると思うんですよね。

突然ですけど、みんなガキ使好きですか?ぼくは正直あんまりです。面白いんですけど、面白くない時間も多くて全体的に間延び感がつらくてみてられないです。それが大晦日の醍醐味ッチャ醍醐味なんですが!

絶対笑いを凝縮させた2時間版とかにしたら、ほんとに面白いと思うんですけどね。

 

授業に関しても、長くしたら、そういう間延び感が生まれそう!50分だから凝縮しておこなえたことは105分になった時、同じようにやってたら破綻すると思うんですよね。

 

当然、授業がそういうものになったら、学生も授業にこなくなるんじゃないでしょうか?

 

というか、4学期制って学生が授業を受けなくていいことを正当化するための口実を与えているような感じが若干しています。

 

昼休みないし、飯の時間の方が大事っしょ!授業でてもいままで以上に退屈するし、でなくていいっしょ!てきな。

 

授業を受けない口実を現段階ではつくりあげた気がしますね。

 

 

留学が当たり前になり、留学のプレゼンスが下がる

 もともと留学って最近みんなするようになってきましたよね。一橋大学なんてちょっと前まで留学必修化じゃ!とかいっていました。学長が変わってその案は無くなりましたけど。

 

でもその環境とかが整備されていなかったわけです。いままでは。4学期制とかってその環境を整えましょう!っていう制度だから、4学期制導入したら、大学としては、留学をするための環境の整備を達成したってなるじゃないですか。

大学は、これから、おまえら留学できる環境あるんだから、しろよってかんじでもっと促すかもしれません。

 

留学する奴が増えると、留学してない奴が目立ってきます。もはや留学してないことが弱みとなる気がします。一応就活とかでいうけど、なんで大学側は留学できる環境を君に与えてくれるのに、きみは留学しなかったんだい?って面接で聞かれる日が来てもおかしくないです。

 

正直たまったもんじゃないですね笑

 

これは同時にいままで「留学している」ことが一つのスペックであったのが、そんなもんはなくなる!もはや当たり前でしょ!逆にしてない奴が悪いてきになるかもしれない…

 

「留学していること」はみんながやっているようなことで、就活で足を引っ張る可能性があるってのは、もはや留学そんな興味ないよーっていう学生も留学せざるをえないなってかんじにしぶしぶ留学する奴を増やして、それは結局、「就活」としての留学って意味合いがかなり強くなるんじゃないですか?

 

したくないことを就活のためにとかでしなきゃいけない世の中になった時点で、いろいろよくないです。

 

就活のための◯◯って虚しいですよね。いま留学する人も部活している人もふつうにしたいからしてるだけで、就活のための留学だろ!就活のための部活だろ!とか思われるようになるのはつらいよね。

 

 

4学期制を私はどのように利用するか?

 さきほどおれも4学期制になっちゃうんだから、とことん利用してやろう!!とかほざいてました。

具体的にいいたいです。そのこと。

 

長期間、海外を旅する

 ぼくは大学生活で就職活動を終えた後はこのようなことをしたい!1年間で世界一周するというまではいかないけど、それに準ずるくらいいろんな国に行き、たくさんの未知のことを体験して、まだ食べたことのない美味しい食べ物を食べたい!

 

4学期制で学期ことに単位を調整できれば、就活の時期もうまく忙しさやなんかに合わせることができるし、結果的に就活系でドタバタすることが少なるかもしれないなって感じがしています。

 

この海外の旅は別に4学期制うんぬんの前に自分の中でもはや決まっていましたけどね。改めて。

 

 

今日はこのへんで

ではでは