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【ネパール旅】ラプシーキャンディー作りを体験!原料品から加工品までどうつくるのか?

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ナマステ!かじです。
今回はネパールカトマンズでしたホームステイ先でのラプシーキャンディー作りの話。
 
これは青年海外協力隊のKeiさんの活動の一つでもあり、ホームステイ同様に面白そう!やってみたい!と思いやらせていただけることになりました。
 

 

 

ラプシーキャンディーとは?

ラプシーとはカトマンズの梅といえば一番しっくりくるでしょうか。キャンディーというとペロペロキャンディーが浮かんでくるのですが、僕が実際に試食した感じだとやわらかいカリカリ梅みたい(柔らかいとかりかりがすでに矛盾)
 
最初もらったとき本当においしかったです。最後お別れの際に3袋ほどいただきましたが2袋はカトマンズの宿に帰ってから食べちゃってもう一つはトレッキングの際の栄養補給のお菓子となりました。
 
 

ラプシーキャンディーが店頭に並ぶまで

 

1摘む

ラプシーはカトマンズ郊外のホームステイしたところの村のどこかに落ちています。ラプシーの木の下ですね。1日目村に到着して最初の仕事はラプシー摘みでした。
 
腰はしんどいけど、このフィールド全部キレイにしてやろうというモチベのもと頑張りました。摘めば摘むほど道が開ける!それはゲームでどんどん次のステージへの挑戦権を得るようなものでした。
 
 

2ゆでる

摘んだラプシーは茹でます。なぜ茹でるかというと皮をむきやすくするためですね。
 
 
 

3皮剥き

3日間の僕のメインの作業であった皮むき。ベトナムのよくある椅子よりももっと低い椅子もしくは板に座りながらひたすら皮をむきます。
 
最初はコツなんて知らないので時間がかかります。周りの村のおばあちゃんの手際のいいこといいこと。でも手先は器用で物覚えも早い方だと思われる僕はだんだんとコツを勝手につかんで、いつの間にか村のおばあちゃんになっていました。うそです(笑)
 
 
 

4まぜる

皮むいたラプシ―の塊を機械でまぜます。材料はラプシーのみですがようはミキサーのようなことをしていたわけです。
 
 

5種とり

3日間の僕の2番目のメインの作業であった種とり。最初やる前は機械で混ぜたラプシーから直接種を取るのかなと思ったんですが、どうやらそうではないよう... 村のおばあちゃんはトレイを取り出して、ラプシーの塊をそこにおきその後掌でぐるぐる回します。
 
文章で書くと全然伝わらないですよね。
 
この方法でぐるぐる回すだけで種がとれるのか全くもって疑問だったけど、まじで嘘みたいにきれいに取れる...!
 
ラプシ―皮剥きはラプシー見ながら作業せざるをえなかったので他の人と話す余裕なんてなかったですが(そもそもネパール語はわからない)、この種取りは誰かと会話しながらでも可能!
 
2日目は日本人の青年海外協力隊に興味がある人が来ていてその人と話していて、3日目はKeiさんの通訳のもとネパール人の女の子と会話していました。まったくホストファミリーといい本当に僕をネパール人と結婚させたがりましたよね~
 
 

6加工品にする

種をとったラプシーはもう一度機械でぐるぐるし中に入っているゴミを手で取り除いた後、加工品となるべく最終加工品の形と合わせていきます。平たくするのもあれば取り除いて干して白くなった種を再度入れてカリカリ梅のようにする場合もあります。
 
 

7干す

3階に干します。スカーフの上に直接のせるのでスカーフが汚かったらちょっと衛生的に問題ではあるんですがどうなんでしょうかね
 
 

8 切る

平たい状態で干しているラプシーの加工品はカッターで一口サイズに切られます。丸い状態のラプシーキャンディーの加工品はそのままですもちろん。
 
 

9内装する 

いままでは村のおばあちゃんの仕事でしたが、これはホームステイ先のお父さんやおじいちゃんが夜にリビングルームでおこないます。そして内装されたラプシーキャンディーは翌朝お父さんが市内に運びます。
 
 
 

思ったこと

原料品が加工品になる過程に携わるのは貴重

僕らは普段スーパーマーケットや店で完全な加工品を見ています。そして基本的には加工品ができるまでのストーリーは知らないし知る努力もしていません。
 
そんな自分にとっては全く未知の世界。それが原料品から加工品が出来るまでの生産過程でした。ラプシーを摘むからはじまり、機械で混ぜ、最終的にラプシーキャンディーができあがる... 
 
僕はフェアトレードにあまり知識はないし知識がない故か興味もあまりないので詳しいことはいえませんが、このラプシーキャンディーが国際貿易品であればフェアトレードの一つの問題となっているのかななんて物思いにふけったり... 
 
コーヒーのフェアトレードに将来興味を持った時、もしくは興味を持っている人と話すときは、このラプシーキャンディーで原料品から加工品までのプロセスに携わった経験を活かせればいいかなってひそかに思っています。
 
 

機械化が進むと村のおばあちゃんの仕事はなくなるのか?

ラプシ―摘みや皮剥きはとても腰が痛い仕事でした。その時ふと思ったのです。これ機械化が進んだらもっと効率的になるのかな?と。もちろん僕はこの事業の担当者でもないし責任のある発言ではないしいろいろ考慮してそれは全く最善の方法ではないことは知っているけど。
 
ラプシ―摘みであればラプシーを一気にとれるシャベルカ―みたいなのがあれば人間がいちいち摘む必要はなくなると思うし、皮剥きも皮剥きに特化した機械があるとすればもはや仕事は効率的になりそう(そんな機械があるのかわかんないけど)
 
そしたらその引き換えに、村のおばあちゃんの仕事はなくなるもかもしれないな。でもまずラプシーキャンディーに機械を導入するコストはないなとだんだんとどうでもいい方向に思考が脱線しつつ... 
 
まあ最終的には村のおばあちゃんが手作業でやるからラプシーキャンディーができるのであり、手作業でやるからこそラプシーキャンディーに存在価値があるのかなと感じます。
 
 

まとめ

ラプシーキャンディーつくり楽しかったです。村のおばあちゃんとはモンポリョモンポリョ~!みたいな会話しかしていない気がしますが、和気あいあいと。村のおばあちゃんも村のおばあちゃん同士で近所のおばさんトークでげらげら笑っていたりします。
 
せわしく生きている僕にとってこのような空間で過ごす。時間の流れがとてもゆっくりになっているような気がしました。このラプシーキャンディー作り、村のおばあちゃんのように毎日ずっとやるのは性格的にできませんが、この3日間は非常に貴重な経験となりました。