山賊や反政府ゲリラに遭遇することなくビエンチャン~ルアンパバーン間を夜行バスで移動!ラオス旅行
こんにちはかじです。
10月中旬にラオスに旅行していました。
前回記事:タイからラオスを国際鉄道で国境越え!バンコク~ノーンカーイ~タナレン~ビエンチャン
ラオスではビエンチャンとルアンパバーンという2つの都市を訪れました。
今回はビエンチャンからルアンパバーンの移動についてと治安と移動経路との兼ね合いについて書いていきたいです。
旅行前:「ビエンチャン・ルアンパバーン間山賊出るらしいよ?」という噂
ビエンチャンからルアンパバーンのバスを調べている段階でこのような話を耳にしました。
どうやら外務省の安全情報ホームページにも載っているとのこと。
ラオス:国道13号線における銃撃事件の発生に伴う注意喚起
2016年04月11日
1.昨今ビエンチャン県バンビエンとルアンパバーン県ルアンパバーンを結ぶ国道13号線のビエンチャン県カーシー郡及びルアンパバーン県プークン郡付近にて,夜行バス等車両等に対する銃撃事案が複数回発生し,死傷者が出ています。これまでの事案に共通しているのは,夜間等日没後に発生していることです。
2.つきましては,ビエンチャン県とルアンパバーン県を結ぶ国道13号線での移動については夜行バスの利用を極力避け,やむを得ず陸路で移動する場合には日中に移動する,日没後等夜間の移動は空路とする等,細心の注意を払って行動してください。
外務省の勧告をさかのぼってみると2014年のものを見つけました。これは現在失効済みなので信憑性は全くありません。
ラオスについての海外安全情報(危険情報)の発出 失効済み
2014年05月16日
ウ ラオス国内では,国道等の主要幹線道路であっても,集落から隔絶された山道になっている場所が多く,このような場所でいわゆる山賊による襲撃事件が発生しています。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2014T052.html#ad-image-0
ネットにも2003年にビエンチャンの国道13号線(ルアンパバーンへの道)を走っていたバスが何者かに襲撃されて9名が死亡、26人以上が負傷する事件が起こっていた模様。
非常に古い話なので僕自身は何も心配することはないと思っていたけど、過去に死者を出しているという事実は人によっては不安要素となります。
まあ最終的にビエンチャン・ルアンパバーンは夜行バス移動になりました。時間を効率的に使う、値段を抑えて回るには間違いなく最善の移動手段です。
ビエンチャンバスターミナルでルアンパバーン行きのチケットを買う
ビエンチャンのバスターミナルは2つあります。
1つ目は南バスターミナルでこれは市内歩いて行けるところにあります。もう1つは北バスターミナルというビエンチャン国際空港に近く市内からは8kmほど離れたところにあるターミナルです。
ルアンパバーンは北バスターミナルからでています。基本的に市内からトゥクトゥクに乗り(5万キープ)北バスターミナルに向かうはずです。
北バスターミナルには5時ほどに到着しました。ルアンパバーン行きのバスは19:30か20:00に乗りたかったので、この2時間ほど前に向かいました。実際バスチケットがあるかどうかはわからないですし致し方無い判断。
窓口はすごくわかりやすい。19:30発のVIPバス、20:00発のVIPバス(Sleeping)のどちらかといわれたので20時発のバスを購入しました。15万キープ(1700円くらい)でしたね。
ルアンパバーンまでいざ夜の旅へ!
僕にとって人生2度目のSleepingバス。一度目はベトナム・フエからホイアンに向かうときでした。このときは夜行ではなく夕方でした。
夜の間、何度もバスは停車しました(おや?)
でもルアンパバーンまでは特に何もなく時は過ぎ去っていきました。
正直、僕は山賊に会いたかったです(冗談半分)
もしビエンチャンからルアンパバーンまでの区間で山賊にあったとすれば、これ以上のお土産話はないでしょう(脳内お花畑)!!
おそらく山賊に遭遇する確率は5%ほどだろう。なぜそれほど少ない確率で起こりうる出来事に人は恐怖を抱くのだろう?
バスの中からラオスの夜の景色を眺めていたけど案外対向車線で車が通ることが多かったし、ビエンチャンからバンビエンまでの道のりに関しては住宅が多かったので全く心配することはないと感じました。
バンビエン~ルアンパバーンは寝ていたのでわからない(笑)
そして未舗装の道路もあるとかないとか色々噂があったためバスの揺れが激しいのかなと乗車前は予想していたけど、乗車後ビエンチャンからブッダパークまでのローカルバスのほうが揺れがひどかったと感じた。つまり道路はしっかり整備されているのです。
どこに山賊が出る要素があるんだろう?(笑)
ビエンチャンからルアンパバーンまではバスが毎日10本近く運行しています。もし頻繁に山賊や反政府勢力がバスを襲撃しているとしたら間違いなくバスの運行本数は少なくなると思うし、そもそも夜行バスは完全になくなると思います。夜行バスも含め毎日10本近く運行を続けているという事実は、山賊なんてでないことを示す何よりの証拠なのではないでしょうか?
僕の友達でこれらの外務省からの情報やネットにある山賊に襲撃されるかもしれないという噂を鑑みたうえでビエンチャンからルアンパバーンまで飛行機で移動することにした人もいます。
当事者でないため口を挟める立場ではないですけど、もし当事者なら間違いなくメンバー内でもめている案件です。(遭遇する確率なんてほぼ0に等しい)山賊を怖がって(値段が高い)飛行機を選択するというのは僕にとっては旅行の価値をなくしてしまうのでは?と思っちゃいます。
もちろんこれは完全に僕の主観に基づいている考えで、海外における安全・治安には人により価値観がかなり変わると考えられます。
まとめ
治安・安全に対する価値観の共有はすごく大切だなとビエンチャンからルアンパバーンまでの国際バスの移動で思いました。