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参加を迷う方へ!交換留学経験者の視点からボスキャリをぶった斬る!【20卒】【19卒】

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こんにちはかじです。
今回のテーマは『ボストンキャリアフォーラム』
2017年のボストンキャリアフォーラムに19卒(タイ1年留学・本イベント時日本帰国済み)として参加しました。そこで感じたことを中心に書いていきたいと思います。
 
 
自分自身が
19卒(2017年であれば2年後に就職)
1年間の交換留学経験あり
留学終了後で日本帰国済み
 
という立場であったため
だいたい同じような立場で参加するかしないか迷っている方などに向けて、19卒って企業が募集しているの?や1年間の交換留学経験程度で内定を取れるのか?や日本帰国済みなのに参加する意味はあるのか?などの悩みや疑問を解決するエントリーになってほしいです。
 
特にこんな人に向けて書いています
  • 1年間交換留学中で特にアメリカボストンに遠い距離にいて参加するか結構悩んでいる方
  • 海外経験があるが既に日本国内にいて参加する意味があるか悩んでいる方
  • 既に参加することは決まっており、ボスキャリの実態を知りたい方

 

 

 

ボスキャリとは?

本エントリーを見る人は既にボスキャリとは何ぞや?に関して熟知していると思われますが一応簡単にいうと
ボスキャリとは
 
3日間の日英バイリンガルの為の就活イベント
 
です。
 
ここが重要ですが、もともとは海外大学に4年間通ってその後日本に就職したいがアクセス面や金銭面で何度日本に出向き就職活動ができない、企業としても海外経験が豊富で英語もしゃべれるし多文化の中で協働する力も身に付けている学生(中途採用の場合は社会人も含む)の機会損失になるのはもったいないというのが本イベントが誕生した背景にあります。
 
就活の時期に就職活動がスムーズにできないという意味では、1年間など長期で留学中の学生なども参加条件には該当するなど対象になっています。それ以外にもインターンやワーホリで海外経験がある人や、高校は海外だったが大学は日本で過ごしている帰国子女や長期留学を経験し日本に帰国済みの方、あとは留学などの海外経験も全くしていない謎な方も本イベントには参加しています。
 
参加企業も200社を超え同じ主催者のキャリアフォーラムでは最大規模のイベントで、色んな国から様々な立場の日本人が集まり、ボストンの町はなぜかこの11月の少し肌寒い季節にジャパニーズに占領されます。
 
 

ボスキャリは本来海外大学に通う学生の為のイベントってことを忘れないで

最も心にとめておいてほしいのは
このキャリアフォーラムは本来海外大学に4年間通う日本人向けのイベントであるという事実
 
これは参加を迷う人、参加を決めて内定を取る戦略を考えている人、全ての人に忘れないでほしいです。
 
 
企業の立場から考えてみましょう
なぜ日本でなくボストンでわざわざ就活イベントを数百万以上の出展料を払い実施するのでしょうか?
 
端的に答えると、日本の就活イベントでは絶対お目にかかれない優秀な海外の学生を取りたいからと考えることができます。
 
通常企業は就活をする際に採用するターゲットを決めます。
 
それは男枠:女枠というのもあるだろうし、大学別に何人を採用すると決まっているのは仮説ベースですが当たり前でしょう。この場合は、間違いなくターゲットは、海外大学に4年間通っている学生です。
 
ベンチャー企業は一概に上記のようなターゲット設定するのでなく海外経験に見受けられる志向性を評価基準として重要視することも多いために比較的海外大学に通う学生か日本大学に通う学生かをこだわっているわけではない気がしますが、
 
特に日系大手のメーカーなどは上記のように「海外大学に通う学生を取りに行く」というのが採用基準として明確なことを様々な事象から感じられました。
 
以上の「ボスキャリは海外大生のイベント」と感じた瞬間を募集→応募→事前選考→当日選考→後日選考などのフローがある中で特に前半部を振り返りながら紹介します。
 
 

主に18卒が対象であるので19卒は基本お呼びでない

私がいったのは2017年
もし2018年のボスキャリに参加するなら、上の文言は
「主に19卒対象であるので20卒は基本お呼びでない」となりますよね。
 
 
これは海外の大学の卒業のタイミングや就活スケジュールが関係しています。
 
日本ッて3年生ぐらいから就活を始めるクレイジーカントリーですが、海外、アメリカなどでは1番オーソドックスな流れとしては、大学卒業直前・直後から企業に向けてアプリケーションを送って、3~4か月で内定を得て働きだすケースが多いようです。これアメリカ人なスケジュールなのでちょっと完全に参考にできないかもしれませんが、
 
2018年度のボスキャリを想定するなら、11月に内定を出し2019年4月から働いてくれる人のみを募集時の応募要件として設定しています。
 
私も企業の募集要件として探しているときに、予想していた以上にそのようなイベント終了後4か月後に卒業し働きだせる人材を求めている条件が多く悲しくなりました。
 

あとは
海外の4年生の通う学生のみと応募要件に組み込んでくる企業も多いです。
 
そして注意しなくてはいけないと感じているのは
先輩の経験談などを聞くに、それらの条件を設定する企業が増えてきているのではないでしょうかということです。
 
余りにも半年程度の留学で参加する学生が多くかつやつらは日本でも受けようとするから企業としては採用コストを下げたいという狙いがあるのでこれらの傾向は事実か否かはさておき大いに考えられます。
 
 
 

事前応募してみるものの撃沈しまくるのが普通

 

エントリーしたがその後の選考フローの連絡がこない(サイレント)
WEBテストやESなどを提出したが連絡がこない(サイレントお祈り?)WEBテスト受け最高のパフォーマンスを発揮したと確信したが落とされるスカイプ面接後のお祈りメールで「日本国内で選考を受けろ」と間接的にいわれる
 
連絡来ない系も理不尽な落とし方を食らう系も一貫してあるのは
 
学歴フィルターあります
 
ということです。これは日本の大学ではなく留学先の大学がその人の「学歴」となります。いくら日本の大学が東京大学や早慶だろうが全く学歴が通用しません。
 
留学していない方はもはやどうみられるんですかね?当然アメリカの大学に通う学生はカルフォルニア大学出身なんて普通にいますが、私はタイの留学先を書いたのですが、小物感がやばいですね。
 
東大京大一橋、早慶などは学歴フィルターの恩恵を受け日本の就活シーンではESなどはほぼほぼ通ると思いますが、このイベントの事前選考ではそういう人が逆に学歴フィルターの餌食になるので非常に悲しくなりますよね当事者としては
 

 
理不尽な選考に関しては
3日間にもあったとは思っているんですが
今思うと当たり前だなと素直に受け入れています。
 
だって
海外大生を奪りに来ているんだから
 
面接やGDで同じパフォーマンスなら海外大生を取るだろうし、海外大生よりもパフォーマンスが優れていても海外大生を取る企業はある
 
 
この項目に述べたことは「お前のスペックの問題やろ!てめーが頭が悪くて自己分析もできてなくてコミュニケーション低いから落ちまくったんやろ」って言葉が飛んできそうです。
 
完全否定はしませんが、私以外にも多くの交換留学経験者が同様の経験をしていることをよく聞きますしきっと事実なんでしょう
 
 
これは念頭において臨んでください。
 
 
 

行ってもいいけど内定を期待するな

こんな事実を考慮に入れたうえで
参加するかしないか迷っている交換留学中の学生やその他の私みたいな日本から向かう学生に言いたいことは
 
行ってもいいけど内定を期待するな
 
仮にボスキャリで内定を取り就活が終わる青写真をもし明確に描いていたならやめたほうがいいと思います。
 
取れたらいいな程度の期待値もしくは沢山企業研究する機会(日本のイベントやネットでできますが)や面接する機会があるから慣れておこう程度がいいです。
 
また、アメリカ・ヨーロッパ留学中にボスキャリに参加するのは金銭的にもあまり負担ではないですが、日本から仮に参加する場合や東南アジア留学から参加する場合は投資対効果は効果の面が極めて色んな条件に左右されるので低いでしょう
 
私は留学中での参加ではなかったですが1年留学経験者はほとんど留学中に参加すると思うのですが、9月~10月の時期に事前選考などに時間がとられ本来の留学の目的に沿う過ごし方が損なわれる危険性が高いので考えどころです。
 

 
私自身として「ボスキャリに行く選択は正しかったか」ときかれたら
「行く必要はなかった」と答えています。
 
当日に選考が進み日本に持ち帰った企業がありましたが(他のより志望が高い企業から内定をもらい3社とも次回面接を辞退)それでも「意味があったとは言えない」と考えています。(私の場合は日本にいたことも大きいです)
 
実際に「ボスキャリどうだった?」と聞かれることは多い中で私はいつも「シャアハウスは楽しかった」と質問に忠実に返さない全くロジカルでない返しをしています。この返しには「ボスキャリ中のシェアハウスは楽しかったがボスキャリ自体は参加意義が微妙だったかも」という意図が含まれています。
 
 

まとめ

こんなにも参加に否定的な意見をつらつら書き連ねたわけですが
参加するかしないかは私の記事や参加した先輩友達の話や他のブログなどを参照しながら
 
自分で決断してください!
そして決断したら「選んだ選択を正しくしてやるぞ」ということを意識してください!
そしたらきっとeverything goes wellでしょう。