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OB訪問で「帰れ」といわれた失敗経験から教訓を考える!【海外】

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こんにちはかじです。
この度は OB訪問の失敗談について書きたいと思います。
結論から言うと OBの方に「帰れ」といわれました。
 
OB訪問コツみたいな記事を書くほど慣れた今となっては単なる失敗談として語っていますが当時は顔面蒼白になりすごく泣きたくなりました(いや泣きました)
 

  

OBとのアポイントはスムーズにいくが…

OB訪問で最初にすることは「アポイントメントをとる」ことですが、アポとりは非常にスムーズにできました。友達から紹介してもらった OBでした。
 
 

オフィスの会議室に案内される

オフィスがあるビル(タワー)の受付にいき待ちます。この時は僕は一般的な OB訪問と同様にオフィスで待ち合わせしてからどこか食事ができる場所に移動してお話をすると思っていました。
 
その予想とは反して、オフィスにくるように案内され、その中の会議室で OBの方を待ちます。会議室でお話しする可能性も一応想定していたのですが、如何せん話しづらすぎる …と正直感じました。
 

企業の方にインタビューするという目的や企業のインターンの面接という目的であれば会議室に案内されるのもわかります。いままでも企業の方にインタビューするという経験もあったので「インタビューをする自分」は即座に想像することができました。
 
でも OB訪問はどうなんだろう?いままでの OB訪問の経験では当然ランチをしながらやディナーをしながら会話するのが普通でした。ランチパワーはお互いの心理的距離を短くし学生にとっては企業の方から実際の仕事について本音を聞き出しやすくなるでしょう。
 
この OB訪問は非常に自分にとっては正念場となる。そういう確信は企業の方に会う前からありました。ただ最終的に途中で帰るとは思っていませんでしたが。
 
 

会話がかみ合わず「帰れ」といわれる

会話内容を書くわけにもいかないのでざっとどうして帰れといわれてしまったのかについて簡単に紹介しておきます。ただ超具体的なことは face to faceでの会話でしか話せませんが。
 
  1. 僕が質問をする
  2. OBの方が質問の意図が分からないという
 
これを何回か繰り返した気がします。僕はストレートを投げそうと思いながらシュートボールを OBの方に向かって投げていて、 OBの方が「球の回転が汚い」としてキャッチしてくれないというのが状況的は恐ろしくぴったり合います(笑)
 
いってしまえば僕の質問が漠然としていなければこのような事件は起こらなかったので根本的な原因といえます。自身が反省する点の1つです。
 
その企業は現地法人であったため僕はタイでどのような事業をしているのか‘ネットに書いていることよりも深い’話を聞きたかったのです。
 
最初に聞きたいと思ったのは「その企業について」と「その人がその会社でどのような仕事しているか」それに関してはキャッチはしてもらえましたが、単純明快な答えが返ってきました。
 
「〇〇会社だよ。」「マネージャー」もちろんもっと長く説明はしてくれましが基本的には短答という印象を受けました。僕はこの質問でもっと深いところまで聞けるのではないかと妄信しており、その深い話を聞く中で HOWやWHY を使いききたくなる箇所ができてくると思っていました。
 
今まで
  1. 社会人が詳しく話す
  2. 疑問が生まれる
  3. その部分について深くきく
 
という形式で OB訪問をしてたくさんの人から話を聞いてきました。もちろん話を聞いている最中はいちいちシステマティックにこのようなことは考えませんが
 
正直いうとこの返答から HOWとWHY を聞き返せませんでした。これは僕自身の完全なコミュニケーション不足です。 HOWとWHY を使った質問が完全に思いつかない僕は単純な質問をします。単純な質問ってきっと一般的に2つあって、 1つ目は聞くことであまり意味がない本質的ではない質問、2つ目はネットで探そうと思えば探せるような質問。
 

この後はご想像の通り、会話の負のスパイラルに陥ります。
 
コミュニケーションの切り口を間違ったり漠然な質問を用意した自分の責任ではありますが、会話しているとき本当に本当にしんどくてこれたぶん終わったな …という思いが段々芽生えてきました。
 
最後「帰れ」といわれたときは、このキャッチボールできていない会話なら当然の結果だなという思い、紹介してもらった友達に対する申し訳なさ、まさか帰れといわれるまで会話が破たんしたことに対する一種のプライドがぶっ壊れる思いなど様々な感情がふつふつと湧きあがりました。
 
 

ビルからの帰り道

悔しいという思いは当然一切なく、なぜこうなってしまったんだろうと何度も何度も自分に問いました。その OBの方には「何を聞きたいのか客観的にみてわからない」といわれたので OBの方にとってそれが原因ということでしょうが、僕自身として「漠然としていたと考えられる質問をしていた」ことだけが今回の失敗の原因に思えなかったんです …
 
逆に僕が何を聞きたいか明確にしていれば会話が成立していたのかといわれたら確信できないのです。だから僕は OB訪問自体をしないという選択を除いて、どうすればこのような事態を招かなかったのか全く分からなかったです。
 
どうすればいいのかわからない …この状況は本当に泣きたくなります。正直言うと人生の中で「こうすればよかった」など選択をミスったことを後悔したくなる時は多いですが、このように策なし、選択肢すら浮かばないというのはあまりなくて本当に当分顔面蒼白でしたね。
 
 

何が悪かったのか

帰宅後気持ちの整理ができたあと、なぜこのような事態を招いたのかスマホのメモ帳に書きました。
 
 

僕に非があったところ

  • 何を聞きたいかが明確でなかったこと
  • OB訪問に対する認識の甘さ
 

想定外だったこと

  • 会議室という非常にラフな会話をしづらい場所に案内されたこと
  • 相手の思うOB訪問と僕の思うOB訪問がかなりかけ離れていたこと
  • 思った以上にネチネチタイプだったこと(言葉の綾にわざわざ引っかかってくるのはつらかった...)
 

相手に非があったところ

  • 仕事終わりなどではなく完全な仕事中に対応してきたこと(完全な仕事モードで仕事しているから今忙しいんだよね…はやくしてという雰囲気しか感じられなかった…)
 
OB訪問を誤解していました。別に一緒に食事をすることを求めれているわけではないですが、OB訪問とは仕事間のランチタイムであっても限りなくプライベートに近い空間で話せることができる場だと思っていたし、いままでのOB訪問もそうでした。
 
 
 

教訓

OB訪問に対する認識に幅を持たせる

今回はOB訪問というよりは面接です。ただ面接よりも質の悪い大きな問題点があります。
 
それは企業の人と学生の間がwin-winの関係では全くないこと。面接は学生はその企業に就職したい、一方企業の人事の担当者は優秀な学生を採用したいと思っているのである意味お互いに対等の関係といえるでしょう。またインタビューをする場合にしても、インタビューされる記事が多くの人に読まれることでその人自身に対する利益も多くこれも貴重なお話を聞きたいインタビュアーとお互いの利害が一致するでしょう。
 

ただOB訪問は違います。OB訪問は学生にとっては企業の実態について本音で聞ける貴重な機会ですが、OBには直接的に何も利益がないように思います。実際にOBの方に聞いたわけではないですが、きっと何か学生から話を聞くことで自身に跳ね返ってくるものがあるかどうかを期待しているというよりも自身もOB訪問していたという経験から後輩のために何か与えれるものがあるのではないかという思いがあって学生に会ってくれるのではないかと感じています。
 
win-winの関係ではおそらくないです。これがおそらく日本の大学生のOB訪問を経験したことがあるかという質問に対して30%ほどしか「はい」と答えない現状をもたらしているのではないでしょうか。OBに会うことに対するハードルは高いです。
 
そのことを自覚していましたが、心のどこかで甘く見ていた自分もいたのでしょう。社会人は学生という身分を使い簡単に会えるは学生の最大の特権であると今までの経験を通しても感じていましたが、いつしか全ての社会人が学生と会うことに好意的であると勘違いしていた気がします。
 
間違いなく社会人の学生に対する接し方は十人十色で、学生と会うことに好意的な人もいれば自身の仕事の時間を奪ってまで学生に会うことは非効率的だと考える人もいるはず。そのことを重々承知しないといけないなと思いました。
 
 
 

OB訪問は一度会ったこと・話したことある、そしてこの人からもっと話を聞きたいと思った人だけからやることにする

日本で行うOB訪問であればサークルの先輩が一般的でしょう。「同じ大学であること」「同じサークルであること」この2つの共通点はお互いの心理的距離を縮めより本音を引き出すはず。一方同じ大学であるという共通点だけでは連絡するきっかけにはなるが依然としてハードルが高いように思います。
 
いままでの考え方なら大学のキャリアセンターからOB名簿を入手して自身が興味ある企業に勤めるOBを見つけたら躊躇なく連絡しようと思っていましたがこれは考え直したほうがいいなと思いました。
 
 

何を聞きたいかより具体化してOB訪問に臨む

OBの方から直接言われた「何を聞きたいかわからない」という言葉…
 
当然OB訪問する前に何か聞きたいかを考え質問をまとめたり、その企業について調べました。ただ逆に様々な質問を用意しすぎて本当に自分が聞きたいことを見失った気がするのです。
 
もし30代ぐらいの方から話を聞く場合は、その人自身の就活の話その人の企業における事業の話の両方を聞くことができますがそれは絶対どちらかに絞ったほうがいいかもしれません。僕は両方聞こうとして「何か本当に知りたいの?」と突っ込まれました。
 
この反省を生かし次回のOB訪問時は本当に聞きたいたった一つのことを事前に決めその質問を中心に話をし企業に対する知見を広げそうとしました。
 
 

事前にOB訪問の目的をOBに伝える

いままでOBの方に連絡する際に、その人自身のキャリア観、〇〇業界での仕事内容などについてお話を聞きたいとOB訪問時に聞きたいことをざっくりとお伝えしていましたが、僕自身のOB訪問の目的は企業研究の一環と非常にざっくりした表現しか使っていませんでした。商社の方などOB訪問慣れしているOBの方は学生がどのようなことに興味があるのか経験から分かりますが、そういう方は一部です。
 
  • 企業を知る
  • 企業が自分に合うか知る
  • 社会の仕組みを知る
  • 海外で働きたいという漠然とした思いを確認し、実際に海外で働く日本人から話を聞くことで自分の将来の軸を固める
 
僕の場合は留学中にOB訪問していることもあり4つめが一番の目的です。実際にお会いした際により濃い話を聞き出す為にはそれを事前に詳しくお伝えする必要があると感じました。目的もそうですが質問したい内容も事前に添付するのも時間がない社会人と話す場合は効果的であるかもしれません。正直それはまるでインタビューみたいで会話ではないので僕は全くやりたくはないですが(笑)
 
 

まとめ

失敗こそ成長の糧
 
正直この出来事の夜は本当につらかったし次OB訪問するまで社会人と話すことがトラウマになりましたが、今一度自身の社会人に対する態度や社会人に対する考え方などを見直す機会を頂いたと前向きにとらえています。
 
OB訪問は「やってもいいけどやらなくてもいいこと」ではありますが、企業の対する知見を広げたり社会人と1対1で話すことに慣れるには非常に貴重な機会です
 
「知らないOBに連絡するのこわーい」とか「うまく話ができるかこわーい」という不安は誰にもありますが、最初のハードルを越えればある意味自信がつくはずなので、僕はまたこのような失敗を重ねようとも興味のある業界・社会人がいれば積極的に話す場を作りに行こうと決めています。
 
 
以上!